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マヨン火山
マヨン火山,フィリピン.完全に近い円錐の対称性を持つ火山体は成層火山の典型である.10年に1回くらいの割合で噴火を繰り返している.山頂から,火砕流や溶岩流を噴出する活動が多い.農業に適した肥沃な裾野が広がるが,そのため人工が密になり,しばしば人命が失われる災害に見舞われる. |
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撮影場所:フィリピン
提供者:荒牧重雄 |
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シャスタ火山
シャスタ火山,オレゴン州,アメリカ.向かって左側の山体は右側よりも古い時代に活動した,成層火山の浸食されたもの.右側の山体は新しく,最近1万年以内に生じた.大規模な山体崩壊によって生じた土石なだれ堆積物が山麓一帯に広がっている. |
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撮影場所:オレゴン州,アメリカ
提供者:荒牧重雄 |
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小規模な火砕流
1991年,雲仙普賢岳.画面左奥に新しく成長を続ける溶岩ドームがある.ドームの一部が崩落すると,高温の溶岩の塊が粉砕されて小型の火砕流が発生する.この噴火で数千回もこのタイプの火砕流が発生した.このような火砕流の到達距離は,最大6kmくらいである. |
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撮影場所:雲仙普賢岳
提供者:荒牧重雄 |
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クレーターレイク
クレーターレイク,オレゴン州,アメリカ.今から5,000年くらい前に生じた,直径7kmのカルデラの壁面である.カルデラは大型の火砕流の噴出により生じたが,カルデラ壁には古い山体を構成している火砕堆積物や溶岩流の互層が露出している. |
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撮影場所:オレゴン州,アメリカ
提供者:荒牧重雄 |
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ベスビオ火山
ベスビオ火山,イタリア.手前はナポリ市.市街地にすぐ接して,活火山ベスビオがそびえる.向かって左側の峰は古期山体(ソンマ山),右の峰が狭義のベスビオ山.西暦79年に大噴火して,麓の街ポンペイを軽石で埋めてしまった.火砕流も発生して,死者は2,000人.激しい噴火は1944年まで続いたが,その後は噴火していない. |
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撮影場所:イタリア
提供者:荒牧重雄 |
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セントヘレンズ火山
セントヘレンズ火山,ワシントン州,アメリカ.1980年に大噴火をして,山頂の部分が崩落して現在のような大きな火口ができた.崩落した山体は粉砕されて,高速で山麓へ流れ下った.その直後に大量の軽石が空高く噴き上げられた.この写真は噴火の3ヶ月後に撮られたもので,噴煙で火口の中がよく見えないが,溶岩ドームができている. |
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撮影場所:ワシントン州,アメリカ
提供者:荒牧重雄 |
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