投稿規定

「富士山研究 Mount Fuji Research」について

「富士山研究」は広く富士山に関する研究を、一般に提供することを目的に年1度刊行する。山梨県富士山科学研究所員だけではなく、富士山に関する研究の自由な投稿も歓迎する。印刷部数は300である。また、山梨県富士山科学研究所ホームページ内に、富士山研究のページを作成しPDF化したファイルを掲載する。なお、著者がPDFファイルとして自身の論文を配布(自身のホームページに掲載することを含め)することは妨げない。

掲載

「富士山研究」は、原著論文のほか、総説・短報・資料・研究ノート・意見等も掲載するものとする。

投稿先

投稿先は山梨県富士山科学研究所、富士山研究編集委員会(以下単に「編集委員会」と言う。)とする。

〒403-0005山梨県富士吉田市上吉田5597-1
山梨県富士山科学研究所
富士山研究編集委員会
Tel: 0555-72-6211
E-mail: fuji-res@mfri.pref.yamanashi.jp

査読と掲載の決定

投稿された原稿については査読者により査読を受けるものとする。掲載の可否は編集委員会が判断する。

論文の投稿と受理

投稿日と受理日を掲載する。投稿日とは委員会が受け取った日を投稿日とする。受理日とは編集委員がその論文を掲載可とし、編集委員長がそれを認めた日をもってその論文の受理の日とする。

〆切

各年9月30日を〆切とする。

体裁と執筆要綱

和文、または英文とする。和文には英語のタイトルを、英文には日本語のタイトルをつける。執筆要綱については後述する。

投稿の方法

論文は、以下の2つの方法のいずれかで投稿することができる。

  1. 本文はMS Word(doc形式)、図表はjpeg形式で作成し電子媒体(CD-ROMあるいはFD)に保存し、本文ならびに図表(表を本文とともに電子媒体に入れた場合は図のみ)のプリントアウトした原稿1部を郵送する。
  2. 本文、表、図の全てについてコピーを3部作成し、郵送する。ただし完成版では本文はMS Word(doc形式)、図表はjpeg形式で作成したものを提出すること。

論文以外の記事については上記1-2に準じるが、本文はテキストファイルなどでもよく、郵送する場合のコピーは1部でよい。

原図の送付

原稿受理後、編集委員会の指示に従い、原図を送付すること。

校正

論文の校正は原則として、初稿のみを著者が行い、再校以降は編集幹事の責任において行う。校正は印刷のミスのみについて行うものとし、本文や図・表を変更することは認めない。誤りなどが見つかってやむを得ず原稿を変える場合には、組み直しに要した費用を著者に請求することがある。

英文校閲

英文校閲は編集委員会では行わない。投稿者が責任を持って行う。

著作権

著作権は山梨県富士山科学研究所、富士山研究編集委員会に帰属する。 図表の転載は編集委員会の許可を受けること。

別刷

予算の都合により別刷りは作成しない。なお、著者が実費を負担する場合はこの限りではない。また、著者がPDFファイルとして自身の論文を配布することは妨げない。

和文原稿の書き方

原稿は、原則としてワード・プロセッサーを使用し、12ポイント程度の文字、ダブル・スペースで、A4版の用紙に印刷する。上下左右には3cm程度の余白を設け、通してページ番号をつける。手書きの場合も、A4版の用紙を用いる。日本語以外の使用は著者名、引用文献、学名など、日本語で置き換えられない場合に限る。句読点は「。」「、」を用いる。

原稿の構成

論文の原稿は、表題、簡略表題(20字以内)、著者の氏名・所属、要旨(1000字以内)、キーワード(表題に含まれない内容を適切に表す語句5つ以内)、本文、引用文献、表、図の説明、図の順で構成する。謝辞を記す場合は、本文の最後に「謝辞」という見出しを立て、一段落で簡潔に述べること。学術情報、意見の場合は、表題、著者の氏名・所属、本文から構成され、本文の構成については特に規定を設けない。

生物名・単位

生物名は基本的に和名(カタカナ)を用い、本文の初出の箇所に学名(イタリック)をつける。なお、命名者名の記述は任意でよい。単位はMKS単位系を用いる。

文献の引用

本文中での文献の引用は、次の例に従う。著者が3名以上の文献については、第二著者以降について、和文のものは「…ほか」、英文のものは「… et al.」とすること。

例:
丸田・中野(1999)は中部山岳高山域において…………として指摘されている(Nakano and Ishida 1988)。……であると考えられる(佐藤 1990,1990a, b;吉田ほか 1970 ; Nielsen et al. 1971 ; Ishida 印刷中)

引用文献

文献は言語にかかわらずアルファベット順に配列する。また、すべての著者が同じである文献の場合は年代順とする。著者かつ出版年が同じであるものは、年の後にアルファベットを付して区別する。著者が3名以上で第一著者・出版年が同じ文献についても同様に区別する。各文献は下記の例にならって記載すること。英文雑誌名は国際的慣習に基づいた省略名を使用する。ただし、和文雑誌名は正式名称を使用する。

Elton CS (1924) Periodic fluctuations in the number of animals: their causes and effects. British J Exp Biol 2:119-163

Elton CS, Miller RS (1954) The ecological survey of animal communities: with a practical system of classifying habitats by structural characters. J Ecol 42:460-496

イブレフ BC (1965) 魚類の栄養生態学(児玉康雄・吉原友吉訳).たたら書房

吉良竜夫(編)(1960) 生態系と植物共同体の機能.古今書院,東京

黒岩澄雄 (1993) 環境論-生物にとって環境とは何か-(太田次郎,石原勝敏,黒岩澄雄,清水 碩,高橋景一,三浦謹一郎編).生物と環境.朝倉書店,東京,pp. 1-11

Moore NW (1965) Environmental contamination by pesticides. In: Goodman GT, Edwards RW, Lambert JM (eds) Ecology and the industrial society. Blackwell Scientific Publication, Oxford, pp. 219-237

Nikolsky GV (1963) The ecology of fishes (L. Birkett, trans). Academic Press, New York

沼田 真 (1967a) 生態学方法論.古今書院, 東京

Numata M (1967b) Notes on botanical trip in eastern Nepal I. J College Arts Sci Chiba Univ, Nat Sci Ser 5:57-74

沼田 真,三寺光雄,小川一子 (1957) 竹林の立地条件.千葉大学文理学部紀要 2:162-171

Odum EP (1971) Fundamentals of ecology, 3rd ed. W. B. Saunders, Philadelphia

「印刷中」という用語は、その論文が受理されている場合にのみ使用する。印刷中の文献の表記は、

刊行年度が未定の場合
中野隆志 (印刷中) 富士山樹木限界の植物 1.カラマツ.富士山研究
刊行年度が確定した場合
安田泰輔 (2007) 富士山樹木限界の植物 2.シラビソ.富士山研究(印刷中)

とすること。

受理されていないときは、本文中で「未発表」とするにとどめ、文献リストに入れないこと。

表は1つずつ別紙に書かなければならない。1つの表は1ページに印刷できる大きさとする。1ページを越える表については2つ以上に分割すること。ただし、著者が費用の全額を負担する場合には、折り込みの表などを認める場合がある。

表の説明は、その上部にまず「表1」のように書き、ついで表題をあげたのち、本文を読まなくとも理解できる程度に説明を加える。表中の縦線はできる限り省く。本文中の原稿右欄外にその表の初出の位置を「表1」のように記入して示すこと。

図(写真を含む)は、1つずつ別紙に鮮明に描かれたものか印刷されたもので、原則としてそのまま製版できる状態であること。また上端欄外に、図の番号と著者名を書くこと。

カラー印刷(図および写真)の場合は、その製版印刷の全額を著者の負担とする。図の説明は別紙にまとめて書く。各図の説明は、まず「図1」のように書き、ついで表題を挙げたのち、本文を読まなくとも理解できる程度に説明を加えること。本文中の原稿右欄外にその表の初出の位置を「図1」のように記入して示すこと。

図の作画者や写真の撮影者が著者と異なるときは、そのことを明記し、また必要な場合は、著者においてあらかじめ著作権者の許可を受けておくこと。

図表の表記は日本語と英語のいずれでも可とし著者の判断に任せる。

英文原稿の書き方

和文原稿の投稿規定に準ずる。

英文原稿には和文タイトルと和文要旨をつける。