基盤研究 2
遷移過程における半自然草地の種多様性と機能群の空間分布に関する研究(H22-H26)

研究代表者
安田泰輔  山梨県環境科学研究所植物生態学研究室
共同研究者
杉田幹夫  山梨県環境科学研究所環境計画学研究室
中野隆志  山梨県環境科学研究所植物生態学研究室

研究背景・ニーズ

草地環境は種多様性が高い群落の1つであるが、その面積は少なく、草原性の植物種の 絶滅が危ぶまれている。そのため、草地群落の種多様性維持を目的とした管理が今後重要である。草地と森 林 が混在する遷移途中段階の群落は種多様性が高く、また管理を行う上で、このような空間的に不均一な環境を維 持することが種多様性維持に重要であるといわれている。しかしながら、このような空間的に不均一な環境では草 地性植物の種多様性の低下も懸念される。そのため、空間的に不均一な環境下における種多様性とそれら構成種の 生態的特性を明らかにすることが求められている。