第23回地域環境観察にもどる


参加者の感想(参加者の記述の通り)

1. 今回の観察会に参加して,初めて知ったこと・経験したことは何ですか?
・植物はきびしい自然の中で、それなりに工夫しているということ。
・同じ植物でも、環境によって生育のしかたが全く違う事がとても良く分かった。
・山の様子。そこにある珍しい植物に巡りあえたこと。
・富士山にある植物を色々知ることが出来た。
・自然の様と木々の生命力、雲の流れの速さに驚きました。
・富士山五合目にも虫がいてびっくりした。
・色々な樹木や花の名前、植生など楽しく観察出来、ほんとうに楽しかったです。
・富士山の自然の素晴らしさと、そこに強く生きる植物のことが良く分かりました。
・富士山の植物の生きていく為の知恵に驚かされました。
・お中道を歩いたこと、そこに生きる植物の名前や生きるための知恵。
・「どうしてそこにその植物があるのか。」その意味を教えていただいたこと。
・モップ、旗樹形について。また、ナースプランツの役割、森林の構成、植物の共存についても分かりました。
・富士山が新しい山で、森林限界の上昇がまだ進行過程にあること。
・動けない植物がその環境に適応していったり、環境が良くなるまで耐えたりするのには驚きました。
・富士山の植生が(歴史が浅いため)他の山岳地と違っている事。植物が環境に応じて生態、形態を同一種であっても変化させていること。
・植物の遷移について知り勉強になりました。
・陽樹や陰樹について。
・ダケカンバ、コメツガ等について。オンタデやイタドリの根が深く張っていること(2m)。
・今まで区別のつかなかった木々がはっきり分かった。厳しい環境の中で生きていくたくましさに学ぶものが大きい。
・シラビソ、コメツガの違い。オンタデとイタドリの違い。植物分布の変化等。
・凍裂について。
・富士山の散策が初めてです。今まで車で来てただ眺めていたので、今回は富士山に触れたという感じです。
・五合目に自然歩道のある事。林地部と裸地での植生の差の大きいこと。
・ミヤマハンノキのように根粒菌を持ち窒素固定できる植物が富士山に植生していること。
・森林限界の特徴の説明はとても良く分かった。
・苔の種類がたくさんあることを知りました。
・丁寧な説明、学術的で楽しく学べました。
 

2.今回の観察会で一番印象に残ったことはどんなこと ですか?
・ハクサンシャクナゲ、コメツガ。
・珍しい植物やきれいな植物を見られた。(ムラサキモメンヅルなど)
・樹形の意味(環境によって形を変える)。
・森の遷移をすぐ間近で、同じ場所で地衣から極相まで見ることが出来て驚きました。
・富士山の雪崩の跡、風の強さ、雪の影響の跡。
・木の中心は死んでいて樹皮の部分が活動しているということ。
・冬に水分が凍って膨張し幹が縦に裂ける現象(凍裂)。
・何年か前はあったオニクがなくなっていたこと。
・虫が五合目までたくさんいたこと。
・植物が生き残っていくために、葉の形、樹形などを変えて適応していく姿を目の当たりにして感動しました。
・植物の生きるという事に感銘しました。
・環境適応によるシラビソなどの樹形の違いが一目瞭然であったこと。
・植物の説明がとてもわかりやすく良かった。特にナースプランツは印象的でした。
 また樹木の高さで雪の量が分かるのも驚きました。
・富士山五合目の植物、気候。
・自然の素晴らしさ。
・富士山の焼砂にどのように植物がはえてくるかをきき大変勉強になりました。
・ダケカンバが群れをなして斜めに育っていたこと。
・ナースプラントによってスコリア上に生育環境が次第に出来ていくこと。
・暗い林の中で育つため横へ枝を出し一年で1mmしか生長しないカラマツ、シラビソ。
 大きな木が倒れて陽が差し込むようになった後の生長の目覚ましさ。
・丸田先生のもの静かな説明で、植物の生長の、繰り返しのすばらしさが分かりました。
・風上に枝がない樹形、傘状樹形
・冬季の強い風が植生に与える影響が印象に残った。
・テーブル型カラマツ(環境のきびしい中で耐えている)。
・ダケカンバのたくましい生き様。
・シラビソの傘形樹形と樹の生長の仕方は大変面白く、これからの植物観察のよき知識を得ました。



第23回地域環境観察にもどる