自然環境・富士山火山研究部動物生態学研究室

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当研究室では、現在大きく分けて2つの調査研究に取り組んでいます。

1つ目は、山梨県が有する豊かで多様な自然生態系に生息する貴重な野生生物の調査研究です。本研究では、本県の貴重な自然財産ともいえるこれらの希少生物を対象にして、それらの分布や生態を調査することで、希少種を未来永劫に保護・保全していくための方策について探究する研究を進めています。

2つ目は、近年増大化傾向にある野生動物による農作物被害を防止するための研究です。野生動物は国民共有の財産なのですが、昨今、これらによる被害が社会問題化し、被害対策の構築が喫緊の課題となっています。そこで当研究室では、科学的な根拠に基づいた、有効な被害管理の提案を行うために、広域的な生物多様性保全の観点も含めながら、実効性が高く具体性に富んだ野生動物被害対策を構築するために、他研究機関や行政の関連部局とも連携を取りながら、全県域を対象に精力的に研究活動を行っています。

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