プロジェクト研究
富士五湖周辺の自然環境変遷史に関する研究

研究代表者
輿水達司(山梨県環境科学研究所 地球科学研究室)
共同研究者
内山高(山梨県環境科学研究所 地球科学研究室)
京谷智裕(山梨県環境科学研究所 地球科学研究室)
吉澤一家(県衛生公害研究所)
小林浩(県衛生公害研究所)
岩附正明(山梨大学)
萩原成騎(東京大学)
吉川周作(大阪市立大学)
山本政儀(金沢大学)
研究期間
平成9年度~13年度

研究目的

過去の環境変遷を長期間にわたって詳細に記録しているものを探り出し、そこから過去の環境変遷を正確に復元し、復元された過去の記録に基づき将来の自然環境を予測することは重要である。このための研究には湖沼の堆積物が有効である。

富士五湖は富士山の活動の過程で形成された。従って、各湖底には形成時から今日まで、下位から上位に向かって富士山および富士五湖周辺の自然環境の変遷が連続して堆積物に記録されてきている。しかし従来、これら堆積物の厚さはもとより、体積(量)もわかっていない。勿論、湖底堆積物につき、その基底より上位に向けての系統的な環境変遷の研究はなされていない。

そこで実際に富士五湖湖底堆積物をボーリングコアとして採取し、これらの地球科学・環境科学的な解析を行うことを目的とする。

研究成果