所長挨拶
平成26年4月に「山梨県環境科学研究所」は「山梨県富士山科学研究所」に改められ、富士山を重点的に研究する機関として整備されました。世界文化遺産に登録された富士山の顕著な普遍的価値を保存管理し活用していくためには、また、富士山火山防災対策に取り組むためには、富士山の自然環境をさらに深く研究する必要があることが認識されたことによります。
富士山科学研究所では、富士山を中心とした研究に加えて、水資源の保全、外来種・有害鳥獣対策等、全県的に対応が必要な環境課題を研究する「研究」機能、県民や来訪者に対して富士山及び地域環境に関する知識の普及や啓発、各種資料情報の収集・提供を行う「教育・情報」機能、さらに研究成果等の発信や研究機関・研究者との連携を推進するための「広報・交流」機能の3つが相互に連携しながら、研究成果の見える、県民に開かれた研究所を目指します。
県民のニーズに適合した研究や各種事業をより効率的、効果的に進め、より充実した研究機関として富士山の環境保全の支援に努めていく所存です。関係各位の御理解と御協力をよろしくお願い申し上げます。
富士山科学研究所
所長 藤井敏嗣