環境共生に関する研究分野

人と人をとりまく環境の関わりを明らかにし、富士山をはじめとする山梨の環境と人の関わりの意義の評価や、よりよいあり方の提案をめざして研究を行なっています。

宇野 忠池口 仁小笠原 輝長谷川達也

環境共生分野 スタッフ

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宇野 忠   UNO, Tadashi
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専門分野:温熱生理学、環境生理学、温熱環境をはじめとした環境要因が生体機能に与える影響の解明
博士(学術)

私達が囲まれている様々な気象環境が生体機能に与える影響について研究しています。富士山登山では気温や酸素濃度、気圧の変化にさらされ、体調不良や高山病などのリスクが上がります。このような問題にフィールド調査などにより取り組んでいます。

研究課題 科学研究費助成事業 基盤研究(C)
  • 外国人と複数ルートを対象にした富士登山者の転倒リスク軽減に関する疫学的研究(R2-R6)
       
出張講義
研究成果・研究活動

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池口 仁   IKEGUCHI, Hitoshi
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専門分野:造園学、緑地計画学、景観計画学、都市計画学、農村計画学、地方計画学、ランドスケープデザイン

計画学は計画プロセスの改善を目的とする実学の分野です。計画プロセスとは、期間を定めて、新しい知見を取り入れながらその期間に何をするかの合意を形成し、その時点でより良い社会を実現する手段をこうじ、結果を評価して次の合意形成につなげていく事を言います。計画学の中で造園・ランドスケープ分野は社会と自然の関係や、社会の中でのひととひとの「空間を媒介とする関係」を整理し、改善の手段を与え、評価する役割を担っています。

研究課題
出張講義
研究成果・研究活動
  • 池口 仁(2019):山梨県における県・景観管理団体・住民等の連携による世界遺産区域の景観保全体制.ランドスケープ研究 増刊技術報告集.82巻10号.pp8-13.
  • 池口仁,橋本佳明,遠藤知二(1996):確率モデルを用いた管住性ハチ類繁殖可能性の可視化.人と自然.7巻.pp89-96.
  • 池口仁,武内和彦(1993):数値地理情報を用いた日本列島の潜在自然植生の推定.造園雑誌.56巻 5号.pp199-204.

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小笠原 輝   OGASAWARA, Akira
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専門分野:生態人類学、環境民俗学

地域の住民と周囲の自然環境(里地・里山など)とのかかわりあいの変化、とくに生業活動と自然環境・社会環境の変化に対する地域住民の対応などを、古文書や記録をはじめ、地域の人びとへの聞き取り調査などから明らかにする研究を行っています。

研究課題 課題研究
出張講義
研究成果・研究活動

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長谷川達也   HASEGAWA, Tatsuya

専門分野:環境衛生学、環境毒性学、水環境学、金属元素のスペシエーション
博士(薬学)

環境中に存在するミネラル成分(金属元素)の分析ならびにその健康あるいは生態系への影響について研究を行っています。特に、富士山周辺の地下水や湧水中に含まれる微量元素「バナジウム」の研究をしています。また、忍野八海やその周辺河川水の調査研究も行っています。

研究課題
出張講義
研究成果・研究活動
  • Fujiwara, Y., Lee, J.-Y., Banno, H., Imai, S., Tokumoto, M., Hasegawa, T., Seko, Y., Nagase, H. and Satoh, M.(2020):Cadmium induces iron deficiency anemia through the suppression of iron transport in the duodenum.Toxicology Letters. 332. pp130-139.
  • 長谷川達也、佐藤雅彦、瀬子義幸(2007):山梨県内に生息するコイの肝膵臓中メタロチオネイン量.環境毒性学会誌. 10.pp59-67.
  • 長谷川達也、佐藤雅彦、瀬子義幸(2003):バナジウムによるメタロチオネイン誘導への還元型グルタチオンの関与.Biomedical Research on Trace Elements. 14.pp362-364.

助 手 瀧口(自然環境研究分野との兼務)
塚田(自然環境研究分野との兼務)
松山(自然環境研究分野との兼務)