研究設備（人工気象室）

環境生理学研究室には，2つの人工気象室（ヒト用，動物用）があります．人工気象室では，温度，湿度，光の強度，光の色，気流などを制御することができます．この人工気象室を用いることによって，環境の変化がもたらす生理的および精神活動への様々な影響を実験的に検討することができます．例えば，高温多湿環境は，精神活動への悪影響を与えることが知られています．そのような劣悪環境を人工的に作り出し，生理反応，知的作業の劣化，感情に与える影響を調べることが可能です．

ヒト用　人工気象室

外観

人工気象室（ヒト用）外観の写真

内観と照明

人工気象室（ヒト用）内観の写真
白色光の点灯時

人工気象室（ヒト用）赤色照明の写真
赤色		 人工気象室（ヒト用）緑色照明の写真
緑色
人工気象室（ヒト用）青色照明の写真
青色		 人工気象室（ヒト用）赤色と緑色の混合照明の写真
赤色と緑色の混合色
操作パネル
設定25℃55％RHの操作パネル写真
設定：室温25℃、湿度55%RH		 設定30℃72％RHの操作パネル写真
設定：室温30℃、湿度72%RH
（「蒸し暑い」と感じます）
主な仕様
型式 TBR-4.5SA2GX
性能保証範囲温度 +5～+32℃
性
能		 温度範囲 -10～+45℃
湿度範囲 30～80%RH (at +20～+45℃)
温湿度調節幅 ±0.5℃／±3%RH
温湿度分布 ±1.0℃／±5%RH
温度降下時間 +20℃～-10℃ 120分以内
温度上昇時間 +20℃～+45℃ 60分以内
許容負荷 発熱量　MAX. 1.05W
作業員　MAX. 2名
換気量　MAX. 60m3/h
調光装置 白色と3原色（赤、緑、青）の照度制御
照度 約10,000lx
室内騒音 40dB以下
室内風速 0.2m/s以下
寸法 試験室内　W3,000×H2,200×D3,000mm
保安装置 漏電遮断弁、温度過昇防止器　etc.

動物用　恒温恒湿室

外観と内観
恒温恒湿室（動物用）外観の写真
外観		 恒温恒湿室（動物用）内観の写真
内観
主な仕様
温度 0～50℃±0.5℃（除霜時を除く）
湿度 30～95%RH±5%（DB15℃以上にて制御）
照度 0～2,000lx
騒音 40dB以下
設計条件 夏季：35℃，75%
冬季：-15℃，50%
寸法 試験室内　W2,000×H2,458×D2,330mm